平和のリボンで原爆ドームを囲む
−グランドゼロから「ノーモア・ヒロシマ・ナガサキ」−

アメリカのイラク空爆が強まる中、3月23日広島で約2000人が原爆ドームを平和のメッセー
ジリボンで取り囲む行動がありました。
主催は被爆者などで構成している「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」。
会場となっている原爆ドームではリボン行動にさきだって歌や演奏、詩の朗読などから始まりました。
ギターを抱えて演奏に参加した小学校の先生は、「こんなイベントがこれで最後になることを望んでい
る」と自らつくった平和のうたを歌っていました
会場のあちこちでは原爆ドームを囲む,リボンをつくる親子づれや高校生のカップルなどが、思い思
いにいろんな色のマジックでメッセージや絵をかいています。
被爆者達も原爆ドームの前でつぎつぎとマイクをにぎり、17歳の時爆心地から700メートルのと
ころで被爆した石田明さんは「電車に乗っている時に被爆した。私は生き残ったが、多くの人が4000
度の熱で焼かれ跡形もなく蒸発してしまった」「生きていて良かったと思える戦争のない世界をつくろう。

ヒロシマの良心で戦争を止めさせよう」と語っていました。
平和のリボンの会の71歳の女性は「被爆会員はみんなガンで亡くなって私と会長だけになってしまっ
た」「アメリカの空爆でイラクに立ち登るきのこ雲を見たとき、原爆を思い出し怒りを覚えた。絶対に戦
争が無くなるまで動きつづけたい」と熱いアピールをおくりました。
リボン行動の参加者達は、それぞれが持ち寄ったリボンやメッセージを書いた布をつなぎ、リボンには
「イラクの子供たちを殺さないで」「ノーモア・ヒロシマ・ナガサキ」などのメッセージが書かれていま
した。なかには木彫りの骸骨のお面をかぶった人もいます。

メッセージリボンは多数の参加者で原爆ドームをあっというまに2重に取り囲みました。日本のグラン
ドゼロの地で、参加者は今なおアメリカの空爆にさらされているイラクの人たちの平和を願います。
行動の最後に参加者はリボンを掲げて市内中心部をピースウォークし街ゆく人たちにもアメリカのイラ
ク空爆反対を訴えました。
瀬戸内の自然を守るネットワーク 大野 えり